A:普段からたくさん汗をかくことです
汗でよく聞かれるのは
「サラサラの汗をかきたい」
体温調節用の汗はエクリン腺という汗腺で作られます。
その汗の原料は血液なんです。
血液から血球成分(赤血球など)を除いた、血漿成分(血球以外)が汗になるので、汗の原液は血液と同じく電解質、ミネラル、乳酸、アンモニアなどが含まれています。
なので「汗は血液と同じくベタベタしたもの」と、私は思っています。
なぜ汗がサラサラになるのか?
汗がサラサラになるのは、ミネラルなどを汗腺が再吸収して濃度を下げるからです。
なぜ濃度を下げようとするのか?
大量の汗をかくと、大量の電解質、ミネラルが体外に出てしまい、
「このペースでミネラルでていったら、俺、やばくね??」
とカラダが思いはじめ、垂れ流していた成分の再吸収を一生懸命やりはじめるから。
いわば危機的状況に対する適応反応です。
汗の濃度を低くサラサラにするには日常的にしっかり汗をかき、
汗腺に対して常にストレス、危機感を与えてやればいいんです。
しかし、
汗をサラサラにすることを目的に頑張って汗をかくのはカラダに負担を与えるので、おすすめ出来ないんですよね。
仕事や好きな運動で日常的に多くの汗をかき、結果的に汗がサラサラになるのはいいと思うのですが…
「サラサラのいい汗をかきましょう」なんてあちこちで目にしますが、
汗はベタベタしたもの、「あれ?最近サラサラしてきたな、よしよし頑張ってるな、汗腺^^」くらいの感じでいるのがおすすめです^^