ランドック

いつまでも気持ちよく走り続けるために

筋肉の回復に必要な日数は 『(筋肉痛が消えるのにかかった日数)×2』

この季節になるとマラソンや登山で筋肉痛になる方多いですよね?
マラソン大会後は皆さん筋肉痛になられます。
どんなに鍛えても自分の限界にチャレンジすれば筋肉が傷つき、筋肉痛になってしまうものです。

マラソン後の筋肉のダメージが回復するのにどれくらいかかるか気になりませんか?

私の考えでは筋肉痛が出るほど激しく運動したとき、
筋肉の回復に必要な日数は

『(筋肉痛が消えるのにかかった日数)×2』です。

マラソンランナーを対象に行われた調査では、
フルマラソン後、脚の筋力がレース前のレベルに回復するのに14日前後かかるという結果が出たそうです。
この14日のうち前半7日間は血中のクレアチンキナーゼ(CK)の値が高かったそうです。

血中のCK濃度は筋肉損傷の指標になるんですよ。
なぜかというとCKは本来筋肉の中で働く酵素です。
それが筋肉が損傷することで血中に流れ出すんです。
つまり、「CKの血中濃度が高い」=「筋肉の損傷がある」
ってことですね。

マラソンレース後7日間は筋肉の損傷があってCK値が高く、
さらに筋力が回復するにはもう7日かかるってわけです。

CK値の高い期間と筋肉痛の出ている期間はほぼ重なるはずです。
なので、筋肉痛が出たとき、筋肉の回復に必要な日数は

『(筋肉痛が消えるのにかかった日数)の2倍』

筋肉痛が出た場合、
痛みがなくなってもまだ筋力は回復していない。
筋肉痛って疲労ではなく、筋の損傷、怪我なんですよね。
だから、しっかり回復させることをお勧めします。