こんにちは。橋本です。
LDL:low density lipoprotein。
低比重リポタンパクの話なんですが
よかったら読んで行ってください。
いわゆる「悪玉コレステロ―ル」と呼ばれているLDL。
LDLを「悪玉」や「コレステロール」と呼ぶことに
私は疑問を持っています。
LDLは、コレステロールがたくさんくっついた【タンパク質】です。
LDLは油の塊ではなく、大量の油を身にまとったたんぱく質。
そんな恰好でなにをしているのか?
一つはコレステロールに脂溶性ビタミン(A、Eなど)をくっつけて
あちこちに運ぶビタミンの宅配業。
この宅配の途中で、
コレステロールを必要としている細胞と出会ったとき
「僕のコレステロールをお食べ」と
自分のコレステロールをあげてしまいます。
アンパンマンみたいに。
なぜそんなことができるかと言うと、
アンパンマンの本質があんぱんではなく「愛と勇気」であるように
LDLの本質がコレステロールではなく「たんぱく質」だからです。
そんな働き者であるLDLも
仕事ができなくなることがあります。
その一つが、酸素と結合して酸化してしまった場合。
酸化して宅配業が出来なくなると、
「働かねぇやつは全部消毒だ~~ヒャッハ~~~~!!」
と白血球がやってきてLDLを喰ってしまいます。
LDLをバクバク喰ってブクブク太った白血球は、
動きが悪くなって血管に張り付いたりします。
この太った白血球が血管の状態を悪くする一因です。
LDLが悪いのでは無く
「酸化したLDLが増え」⇒「太った白血球が増える」
この状況が悪い。
そして、酸化したLDLが増える状況と言うのが
血管内のphが酸性に傾くこと。
つまり、酸化LDLが増えるのは、体内の環境問題です。
LDLは環境悪化の犠牲者であり、
体内環境を悪くするやつが、本当の悪玉です。
カラダプロスタッフ 橋本順治