こんにちわ。橋本です。
今月は市民マラソン大会が多いようで、お客さまが何人も大会に参加されています。
そして、筋肉痛のに苦しんでおられます。
昨日も友人が2人マラソン大会に出場しまして、
いま頃筋肉痛に苦しんでいるのではないかと思います。
運動後何時間かして現れる遅発性の筋肉痛の多くは「筋肉の損傷」が原因です。
筋肉は、「筋膜という袋」の中に「繊維状の筋細胞」が多数納まっている構造になっています。
この筋細胞が傷つくと、傷ついた筋細胞を分解・除去して、新しい細胞に置き換える作業が筋膜内で行われます。
この作業の際、
「細胞を分解するための酵素」
と
「分解した細胞を運び出す細胞液(リンパ液)」
このふたつが筋膜内に流れ込んできます。
すると筋膜がパンパンに膨らみ、
高まった圧力が神経を刺激し、脳が「筋肉の痛み」として感じとるのです。
遅発性の筋肉痛は筋膜内の圧力の高まった状態なので
・強く揉む
・身体を締め付ける衣類を着用する
といった外部から圧力を加えるのは控えたほうがいいと思います。
そして分解した筋の運び出しをスムーズにするために、
リンパ液の流れを促すような軽い運動を行うをおすすめします。
例えば、歩いたり、痛みの無い範囲で体操やストレッチしたり…
ちなみに、歳をとって筋肉痛がでるのが遅くなるのは、
傷ついた筋肉を分解する酵素の分泌力が弱くなった結果、
筋膜内の圧力上昇に時間がかかるようになるためです。
筋肉復旧の作業員さんが歳をとって出動が遅くなる感じですね。
それでは筋肉痛の皆さん、お大事に。