暑い時期はランナーにとって最も気を付けなければいけないのが、熱中症です。
昔読んだランニング関連書籍の中には、
「マラソンレース中、寒くて死ぬ人間はいないが、暑くて死ぬ人間はいる」
と言う意味の事が書かれていました。
そのとおりです。
熱中症はスポーツで起こる死亡事故の3大原因の一つで、
1・心臓疾患による「突然死」、
2・「頭部、頚部のケガ」、
そして3番目に多いのが熱中症と言われています。
熱中症とは、
上がった体温を下げる機能がコントロールできなくなっている状態。
身体は体温を下げようと大量の汗をかいたり、血管を開いて体表面の血流を増やしたりたりし続けます。
その結果、脱水症状や血圧低下による脳貧血状態になります。
このような状態を放置すると、熱を逃がすための水分も不足し体力もなくなり、
最終的には体が体温を下げることを止めてしまいます。
これを熱射病と言い、命を落とすこともあります。
しかし熱中症はスポーツ重大事故の3大原因の中でも一番予防が可能だと言われてお
り、日々のちょっとした心がけで発症を防ぐことが出来ます。